3.文字を表示させよう
 今までは,数を表示させる命令を学んできました。
 たとえば 1534 を表示するなら,次のようにするのでした。実行ボタンをクリックしてください。

プログラム記入欄(3-1-1)

 今回は,文字を表示させる命令を学びます。
 数のときと同じように,次のようにしたら,どうなるでしょう。実行ボタンをクリックしてみてください。

プログラム記入欄(3-1-2)

 どうですか?何も表示されませんね。
 しかも,このウィンドウの左下の部分(ステータスバーといいます)には, ページでエラーが発生しました。 というメッセージが表示されてしまいました。
 ※設定によっては,このメッセージは表示されません。
 この命令は,ジャバスクリプトにはわからない命令だったので,エラーになってしまったのです。
 ※エラー表示を消すには,更新ボタンをクリックしてください。
 文字を表示させるときは,文字の前と後に, " をくっつけるきまりになっています。

 下のプログラム記入欄(3-1-3)に,
confirm("すぐる");
 と入力してあります。
 その下には,「実行」のボタンがありますから,クリックしてください。

プログラム記入欄(2-1-3)

 ちゃんと, すぐる と表示されましたね。

文字を表示させるときは,文字の前後に " をくっつける。

 つまり, " " は,日本語で 「 」 のはたらきをするのですね。

 下のプログラム記入欄(3-2-1)に,
confirm( "すぐる"+"学習会" );
 と入力してあります。
 実行ボタンをクリックする前に,どのように表示されるかを考えてみてください。
 …そうです。 すぐる のあとに, 学習会 がくっついて, すぐる学習会 となるのです。

 実行ボタンをクリックして,たしかめてみてください。

プログラム記入欄(3-2-1)

 文字と文字をくっつけるときは, + の記号が使えるわけですね。

 ※ + の記号は使えますが, -  *  / の記号は使えません。

 今度は,文字と数とをくっつけてみます。
 たとえば, "現在は" という文字と, 21 という数と, "世紀です。" という文字をくっつけたいときは,どういう命令にしたらうまくいくか,考えてみてください。

 下のプログラム記入欄(3-3-1)に,
confirm( "現在は" + 21 + "世紀です。" );
 と入力してあります。
 その下には,「実行」のボタンがありますから,クリックしてください。

プログラム記入欄(3-3-1)

 たしかに, 現在は21世紀です。 と表示されました。

 では,次の場合は,どのように表示されるか考えてみてください。

プログラム記入欄(3-3-2)

わかりましたね。 1 + 1 = 2 です。 と表示されました。

 では,次の場合はどうなるでしょぅか。

プログラム記入欄(3-3-3)

 そうなんです。まず,( )の中の,1 + 1を計算して 2 にして,それからくっつけるので,  1 + 1 = 2 です。 と表示されるのです。

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