1.とにかく始めよう
 小学生でも簡単にできる!プログラミング入門は,初めての人でも理解できるようにていねいに解説した,プログラミングの入門講座です。
 プログラミングとは,パソコンにああしなさい,こうしなさいと命令をすることです。
 命令が悪いと,パソコンは思いどおりの結果を出してくれません。これを,バグといいます。
 プログラムのバグを何度も直して,ちゃんと思いどおりの結果が出てきたときは,とてもうれしく楽しくなります。
 そんなうれしさや楽しさを,ぜひみなさんにもわかってもらいたくて,この講座を作りました。
 プログラミングをするには,プログラム言語というソフトが必要です。
 世の中には,いろいろなプログラム言語があります。
 この講座でみなさんに学習してもらうのは,ジャバスクリプト(JavaScript)というプログラム言語です。
 ジャバスクリプトは,まったくお金がかからないプログラム言語です。
 (もちろん,電気代や,パソコン代などにはお金がかかりますけど…。)

 みなさんのほとんどはインターネットエクスプローラというブラウザで,この講座を見ていますね。
 実は,インターネットエクスプローラには,すでにジャバスクリプトが入っているのです!
 ですから,新しく買ったりダウンロードしたりしなくても,すぐにプログラミングを開始することができるのです。
 たとえば,ボタンを押したら何かことばが出てくるプログラムなどは,ジャバスクリプトではとてもかんたんに作ることができます。

 また,ジャバスクリプトに似ている言語は非常にたくさんあります。
 ジャバスクリプトを理解できたら,他のプログラム言語もどんどん理解することができます。
 プログラム言語のバイリンガルめざして,大いにプログラミングにはげみましょう!

 何はともあれ,数を表示させてみましょう。
 下のプログラム記入欄(1-3-1)に,
confirm(1);
 と入力してあります。
 その下には,「実行」のボタンがありますから,クリックしてください。

プログラム記入欄(1-3-1)

 どうですか? 1 という数が表示されましたね。
 表示を確認したら,OKをクリックしてダイアログを消してください。

 この,
confirm(1);
 という命令は,
確認ダイアログ(小窓)に 1 を表示せよ。
 という意味の命令だったのです。
 ところで,文の最後に ; という,よくわからない記号がくっついていましたね。
confirm(1);
 この記号は,文がここで終わりだということを表す記号なのです。
 たとえば,日本語の文の終わりには,  という記号をつけるきまりになっていますね。
 それと同じように,ジャバスクリプトの文の終わりには, ; という記号をつけるきまりになっているのです。

 下のプログラム記入欄(1-3-2)にも,
confirm(1);
 と入力してあります。
  confirm ということばの次に( )があって,( )の中には 1 と入力されています。
 この, 1 の部分を, 5 に書き直して,「実行」をクリックしてください。
プログラム記入欄(1-3-2)

 どうですか?今度は 5 が表示されましたね。
 もちろん, 5 でなくても, 300 でも 12.3 でも,どんな数でもかまいません。
 いろいろな数に書き直して,やってみてください。
 ※あまり小さい数を入力すると,表示のしかたが変わります。
   (例)0.00000001 → 1e-8

おすすめ本
 JavaScriptによるプログラミングをしっかり身につけたいというユーザーに最適な解説書。
  辞典やサンプル集では身に付かない使いこなしのコツを、ギュッと凝縮! 最後には自分でアニメーションのプログラムをつくれるようになります。
  JavaScriptの活用術とプログラミングの基礎について、わかりやすく解説した絵とき入門テキスト。すぐに活用できるスクリプトサンプル集も掲載。
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