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ピアノのレッスン日記・舟歌(2011年1月20日〜 )

曲名 舟歌 楽譜

作曲者 ショパン

日付備忘録
2011年1月20日 いやー,今まで弾こうと思った曲の中でも,ダントツに難しい曲だと思います。
はじめの3小節をつっかからないで弾けるようになるまで3週間!!
コーダまで到達できるかどうか甚だ疑問ですが,一生の目標になっている曲のひとつなので,何とかがんばろうと思います。
この日のレッスンでは,第35小節までを教えてもらいました。
  • 第1小節から第3小節まで,きちんと拍を数えるように。
  • 第2小節,左手の1の指は長く保つ。
  • 第6小節の右手,あらかじめ用意しておく。3拍目はそっと弾く。装飾音は「パタ」というイメージ。
  • 第6小節と第7小節の間のクレシェンドを意識する。
  • 第8小節の始まりは軽く。
  • 第10小節の右手のリズムに注意。
  • 第23小節の左手のリズムに注意。
  • 第23・24・26小節の重音トリル,とにかく弾いて弾いて練習する。
  • 第30小節の右手のリズムに注意。
2011年2月10日 IMSLPの楽譜ではなくて,ちゃんとパデレフスキー版の楽譜を買うように言われました。
・第1小節の拍の感じ方が足りない。
・第4小節からのペダルはそんなに踏まなくてよい。
・第8小節の高い方の音は出してよい。
・第23小節の左のリズムが、やっぱり違う。
・第56小節の右手親指が間違っている。
2011年2月17日 ・第9小節、第8拍目の右手は四分音符。よって、指を4−5と入れ替えなければならない。
・第9小節、きちんとクレシェンドすること。
・第10小節、1つのクライマックスである。
・第13小節、第9拍目からの左手と右手を合わせること。
・第23小節の左のリズムが、また違う。
・第32小節、外声をちゃんと鳴らすこと。
・第39小節、左手のリズムを大切に。
・第40小節、内声を意識せよ。sotto voce とは、「小声で、ささやくように」。
・第60小節、最後の和音の音に注意。
2011年2月24日 弾けば弾くほど、この曲が好きになってきました。
音符1つ、和音1つが、いとおしい気持ちにさせてくれます。
・第9小節、クライマックスにもっていくこと。
・第39小節、「ミラー」はミが強、ラが弱である。
・第41小節の第9拍目のアクセント記号に注意。
・第41小節から第42小節にかけては、デクレシェンドである。
・第43小節、弱く。
・第44小節、外声を意識せよ。
・第61小節はクレシェンドである。
・第62小節はメロディー、音の厚みを意識すること。
・第62小節のはじめはデクレシェンドである。
2011年3月3日第35小節からレッスン。
・第41小節,第43小節,第47小節などの装飾音符を弱く。
・第43小節,第47小節,第58小節,第60小節など,タラララ…の部分を弱く。
・第47小節の後半から第48小節にかけて,外声を歌わせる。
・第62小節後半のクレシェンドに注意。
・第63小節のアクセントを深く。
・第66小節のはじめの左手小指を深く。
・第67小節の中程,指の交換をする。
2011年3月24日第35小節からレッスン。
・第64小節,はじめの方のリズムに注意。
・第70小節,はじめは付点,そのあとは三連符。
・第71小節,「13」ではなく「31」。
・第79小節,付点・三連符・付点。
・第84小節から,厚みを持たせる。
・第84小節の左手,「543」で弾いた方がよい。
・第92小節,内声は深さをそろえて外声を出す。
2011年4月14日第35小節からレッスン。
・第51小節,7拍目からの右手,しっかり・しっかり・(弾いてから)抜く,しっかり・しっかり・(弾いてから)抜く。
・第52小節,強弱弱,強弱弱,…
・第54・58・60小節,装飾音を抜く。
・第58小節の後半から,外声を意識する。
・第71小節,1小節ぶんの長さだけトリルをつける。
・第78小節の左手,弱く入るがちゃんと弾く。第79小節はもっとひっそりと内面的に。第80小節は華やかに。
2011年4月21日 ・第38小節から第39小節にかけて,もっとスッと入るように。
・第70小節,付点・三連符・付点のリズムに注意。
・第72小節から,右手の親指の音を大切に。
・第79小節,左手の最後の音と右手を合わせる。
・第86小節から,外声をもっと響かせる。
2011年4月28日 ・第1〜3小節,左手と右手が微妙にずれすぎる。
・第16小節,装飾音を弾いてから和音を弾く。
・第23小節,いったん音量を落とす。
・第32小節,休符部分で,無音の状態を作る。
・第34小節,だんだんゆっくりと。
・第61小節,わかるくらいリタルダントする。
・第106小節,いったん音量を落とす。
・第111〜112小節,リズムに注意。
2011年5月12日 ・第18小節の音量を下げる。
・第23小節の左手のリズムに注意。
・第43小節の最初,常にピアノ。
・第67小節,右手の和音をちゃんと弾く。
・第71小節のトリル,手首を上げてちゃんと1小節ぶん弾く。
・第72小節,弱く入る。
・第79小節の最後の左手と右手を合わせる。
・第84小節,レガート。ひじの位置に注意。
2011年5月19日 ・トリルの練習に,コルトーのピアノメトードを薦めてもらいました。
・第2小節の左手小指の音が大きい。
・第23小節の左手のリズム,だいぶ良くなってきたが,もう少し。
・第35小節,多少遅めに。
・第45小節の後半,ボリュームをもたせる。
・逆に,第46小節の最初は弱く。
・第50小節の後半,クレシェンド。
・第64小節,2拍目を,右手と左手で合わせる。
・第84小節の左手,もっとスムーズに。
・第85小節の後半,右手の内声を聴く。
・第90小節,きちんと音を鳴らす。バスも出す。
・第110小節から,左手を聴かせよう。
2011年11月13日 今年も,はーもにー音楽教室さんの,大人のピアノ発表会に参加させてもらいました。
会場は,昨年と同じく大倉山記念館です。
発表会でショパンの舟歌を弾くなんて経験,一生にまちがいなく1回だけに違いありません。
難曲だし9分ぐらいの長い曲だし,途中で頭が真っ白になったらどうしようとか,かなりネガティブなことを考えて,出番を待ちました。
ところが出番になって,立ち上がって段に上る階段(たった3段ですが,昨年はここでコケました)をすんなり上ることができたし,照明にもぶつからず(一昨年はぶつかってかなり照明のカサを揺らしてしまいました),また,ピアノの椅子の高さがちょうど良いかどうかを確かめることもできて,「おっ,今年は落ち着いてるぞ。」と実感できました。
弾き始める前に深呼吸。ピアノのまわりをチラッと見渡し,「私が弾かなきゃ,何も始まらないよね」という,自分が世の中を仕切っている感を満喫。
弾き始めてからも,注意しようと思っていたことをちゃんと守り,自分の実力にしてはマアマアだったかな,と思いました。
もちろん後半の和音の連続はダメでしたが,一度も止まらず弾けたのが収穫でした。
せっかくの宝物なので,少なくとも週に1回は弾いて,曲を忘れないようにしようと思っています。(去年も思った…。)