植物図鑑

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植物名サツマイモ
種類被子植物・双子葉類・合べん花・多年草
ヒルガオ科
秋。直径3〜5pのヒルガオに似た花が数個さく。花びらはうすい紫色で中心部はこい。がく・おしべは5。
紫色をおびている。ハート形がふつうだが,深い切れこみのあるものもある
長さ3〜4mで,地面をはってのびる。ふしから根をおろし,切ると白い汁がでる。
でんぷん・糖分を多くふくんだいもになる。
中南米が原産で,コロンブスがスペインに持ち帰ったものが世界にひろまり,日本には17世紀に長崎に入った。サツマイモの栽培は青木昆陽らが江戸幕府の事業として進めたため,以後重要な食物・飼料としてひろまった。しかし現在の日本人にとっては,せいぜいおやつの1つとしか考えられなくなっている。国内の収穫量57%が原料用で,23%が飼料用となっているが年々生産量はへっている。最近サツマイモのつるを分解して繊維をとり,それを使って紙をつくろうという研究が進められていて,成功すれば現在輸入しているパルプの半分の量を,このいもづるでまかなうことができるという。