─────【 三大模試受験生 】─────
★★四谷大塚合不合②回目速報
四谷激増!!、首都模試大幅増加!!
(4科2科とも、2001受験者数→2002受験者数→2003受験者数)
■四谷大塚合不合予備テスト
6月予①(4科 6,508→ 7,625→ 8,624 +13% 2科 7,869→ 8,885→ 9,674+09% )*
7月予②(4科 7,657→ 8,339→ 9,499 +14% 2科 9,322→ 9,778→10,701+09% )**
9月合①(4科10,621→12,086→13,434+11% 2科12,950→14,114→15,056+07% )
10月合②(4科12,279→12,870→14,642+14% 2科15,233→15,192→16,577+09% )
11月合③(4科11,537→13,733→ ? + ? % 2科14,522→16,321→ ? +? % )
12月合④(4科11,333→12,494→ ? + ? % 2科14,197→14,842→ ? +? % )***
■首都圏模試
4月(4科 3,626→ 4,886→ 5,909 +20% 2科 5,163→ 6,513→ 7,299 +12% )
7月(4科 7,071→ 7,804→ 8,707 +12% 2科10,103→10,566→11,415 +08% )**
9月(4科 7,600→ 8,541→ 9,829 +15% 2科11,506→12,202→13,319 +09% )
10月(4科 7,274→ 8,390→ 9,495 +13% 2科11,322→12,374→13,226+07% )
11月(4科 8,235→ 8,878→ ? + ? % 2科13,109→13,432→ ? + ?% )
12月(4科 6,681→ 7,762→ ? + ? % 2科11,901→12,749→ ? + ?% )***
■日能研公開模試
4月(4科10,091→11,016→11.985 +09% 2科12,129→12,853→13.519 +05% )
5月(4科10,084→11,053→12.463 +13% 2科12,107→12,905→14.141 +10% )
6月(4科 9,989→11,240→12.113 +08% 2科12,146→13,273→13.832 +04% )*
7月(4科11,855→12,618→13,750 +09% 2科14,595→15,083→15,789 +05% )**
9月(4科11,898→12,952→14,020 +08% 2科14,856→15,439→16,196 +05% )
10月(4科12,348→13,995→14,267 +02% 2科15,595→17,036→16,678 -02% )
11月(4科12,477→13,253→ ? + ? % 2科15,990→16,286→ ? + ?% )
12月(4科12,445→13,699→ ? + ? % 2科16,102→16,965→ ? + ?% )***
* 6月2001四谷-首都模試同一日程で競合→2002解消
→2003四谷-日能研同一日程で競合
** 7月2002四谷-日能研同一日程で競合
→2003首都模試-日能研同一日程で競合
*** 12月2001,2002とも四谷-首都模試同一日程で競合
→2003四谷-日能研で競合
□ 模試の見方 (1)
指導要領の軽減2002年問題が騒がれてから、中学受験生が増加しています。模擬試験の受験生も、増加しています。ただ、模試によっては継続して受験するというよりも、ポツポツつまんで受験する生徒もいます。
「子供の学力は、家庭で守る」
この意識が、浸透したため受験生の増加となったのでしょう。
文部行政は、ご存じのように右往左往し、指導要領は最低限度で"それ以上"のことを指導も良いと、かわりました。
しかし、限られた時間内で"それ以上の指導"を現場の先生方へ求めるのは、酷といえます。
余談ですが、経済アナリストの森永卓郎氏などは「日本でも近ごろ、一般庶民の子供には〝ゆとり教育″といって、わざと子供を馬鹿にする教育を政府でやってますよ(笑)。政府を批判しないように、金持ちの額域に入ってこないように。ビジネス・チャンスは金持ちの子供達だけのものというわけです。〃構造改革″による弱肉強食システムの導入で、日本の社会はいずれ(所得の三層化)が現れると私はみています。…(一部略)…やがて親の年収格差がそのまま子供の学力に反映されるようになるでしょう。」(文藝春秋 03年12月号)といっています。同種の指摘は、以前からいわれています。二極化、中産階級の消滅、などなどで、教育は、その下地作りとなります。教育も二極化するのです。
かつて、銀行破綻などで、学歴の効用に疑念を持つ人たちが出てきましたが、それはもっけの幸い。参加者が減るので、喜ぶ人たちがいるわけです。
単なる学歴ではなく、学力をともなった学歴とより厳しくなっただけで、本質は何ら変わらない。
さて、話を戻しましょう。留意点を次に示します。
(1) 4教科生が増加しています。これは、試験科目が「4教科・2教科選択」の学校が急増し、偏差値が中位・上位校ほど4教科生有利となっているからです。
(2) 2004年入試は、日曜日が2月1日となります。いわゆるミッションショックです。キリスト教系の学校が入試日を変更するために、例年ではできない併願が可能となります。難易度表などをご覧になるときは、(特に、五年生の方は)その点を頭に入れておいて下さい。
(3) 模試で書く志望校の変化。六年生の方で実際に受験するとお分かりになりますが、五年生・四年生の方のためにちょっと一言。第一回の模試から順に回を追うごとに、変化していきます。より現実的な選択へ、併願パターンを考慮するように変わっていきます。
(4) 模試と実際の入試問題。模擬試験は一つのモノサシで全員を並べて比較します。一般に、時間と問題量の点から実際の入試より”きつく”なっています。限られた時間内で、早く正確に得点する力が問われるわけです。時間と問題量との比較で、じっくり一題を解くタイプの学校では、ややあわない部分が出てきます。
(5) 中学受験は、進学校の場合は大学入試の実績と連動する比率が高いです。高校受験の難易度は、硬直しているので実態と乖離しているケースがあります。
(6) 高校受験の偏差値は、進研・新教育の2社(埼玉は北辰)のデータですが、生徒の上下差が大きく、難関校とそれ以外で大きく分かれます。そのため、一握りの難関校志望者は、某進学教室の模試を受験したりします。つまり、中学受験で上位層がぬけているということです。
(7) 4教科と2教科で難易度を、単純に比較できません。4教科を学習するのは、時間的に(単純に考えて)二倍です。その負担を考えると、仮に4教科のA校が偏差値50で、2教科のB校が偏差値52だとします。A校のほうが簡単とはいえないわけです。どの程度の差かは、判断しにくいです。四谷大塚YTネットの難易度表は、縦軸に偏差値をとっています。4教科と2教科を並べるのに、4か3程度ずらしています。しかし、これは便宜的なそうしているものです。
(8) チャレンジ校は、幅広い。四谷大塚YTネットの合判(合不合判定)テストの個人別成績表には、チャレンジ校という項目があります。ただ、可能性がさしてなくとも、ここに表示されます。ここに出たからいとって、受験をお勧めできるものではありません。
(9) 模試の精度が云々されることがあります。80パーセントも出ていた(中学受験ではほぼ合格のライン)のに落ちた、またはその逆のケースです。これが必ずしも、模試の精度の疑問にはつながりません。12歳の子が受験するのですから、学力以外のメンタル面が大きく影響することがあるからです。高校・大学と偏差値通りの受験となる割合が高くなります。
(10) 模試といっても、緊張感を持ちたいものです。予行演習の一部だと考えて頂きたい。入試はたいがい午前中に行われます。模試の受験者が午前中に多いのは、そのためです。ところが、試験場への送迎がたいへんという理由だけ(午前が日曜テストと重なる場合は別)で、午後というのは感心しません。また、親御さんの緊張感がなくなり試験自体を忘れて遅刻するのもいけませんね。
以上、ランダムに留意点を書きましたが、模試の位置づけを正しく把握して、合格を!
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